犬の熱中症は、身体が適切に適応できる温度を超えて体温が上がってしまうため、多くの臓器が機能不全を起こすことです。 症状としては呼吸が速くなり、嘔吐や痙攣、意識障害などがでてきます。 最悪の場合は死亡することもあります。
熱中症とは
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熱中症が起こる原因
外気温が高い場所につないでいたり、激しい運動をしたとき、車の中に長時間入れておいたなどが多いです。 室内でもキャリーの中に長時間入れておいたり、熱がこもってしまう場所では熱中症になる可能性が高いです。 日ざしが高い日中に限らず、湿度が高い日でも熱中症が起こることがあるので注意しましょう。
熱中症の応急処置
第一に身体を水で冷やすことです。身体全体に水をかけ、涼しい場所に移動させて水を飲ませます。 体温が正常に戻った場合でも、神経障害などが起こることがあるので、応急処置のあと動物病院で診察を受けてください。
熱中症を防ぐ
暑い時間と暑い場所を避けます。
夏の散歩の時間は涼しい早朝や夜にして、同時に水分を持参するといいでしょう。
車の中ではエアコンをかければ大丈夫と思われがちですが、人間がいない場所では何が起こるかわからないので、犬だけ車内に残すのは危険です。
どうしても犬だけ残す場合は、車外の涼しい日陰の場所につないでおきます。ただし水分を用意しておき、長時間は避けてください。
室内では室温が上昇しないようにカーテンを閉めてエアコンをドライにし、水を十分に用意しておきましょう。
窓際は特に高温になるので、ケージの中で留守番させる場合はその場所は避けます。