犬の散歩は、飼い主と一緒に出かける嬉しさとともに、運動不足やストレスの解消ができます。
そして、外の世界を見たり触れたりすることで社会性を身につけることができます。
柴犬は特に好奇心が旺盛で活発に動き回る犬種なので、散歩は精神的にも身体的にも必要なことといえます。
子犬のうちから散歩に行くようにすると、飼い主とのコミュニケーションをとる時間が増え、さまざまな環境に慣れさせる機会になります。
散歩に行きましょう
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子犬に散歩をなれさせる
子犬を散歩させようと、いきなり首輪とリードをつけるとしり込みして動かなかったり、首輪をはずそうと暴れたりすることがあります。
散歩に出る前から、首輪とリードに慣れさせておくことが大事です。
最初は首輪の変わりに、リボンやバンダナなどを巻いてみます。
じっとしていたらほめて、首輪をつけるようにしていきます。
リードをつけるようになったら、おもちゃで遊ばせるようにして、リードへの抵抗感をなくすようにしていきます。
外に出るときは、最初は抱っこをしたままで安心させるようにします。 地面に下ろしても動こうとしない場合は、抱っこしたままで構いません。
途中、知らない犬や他人に会ったりしていきます。 怖がらないようになったら、歩くようになってきます。 無理をしないように、徐々に散歩時間をのばしていくようにしましょう。
散歩の仕方・ルール
柴犬の散歩は朝夕の2回、30分程度を目安にします。
散歩コースは毎回同じではなく、違ったコースへ連れて行くのが理想です。
柴犬は日本の気候に適していて、寒さには強いのでそれほど気にしなくても大丈夫ですが、真夏の暑い時期は、早朝と夕方が望ましいです。
●散歩に持っていくもの
・首輪とリード
リードをしないで散歩をさせている飼い主さんも見かけることがあります。
リードがないと犬は突然何をするかわかりません。道路に飛び出したり、他人に飛びついたり、危険なことがたくさんあります。
犬の安全を守るためにも必ずリードをつけましょう。
・ビニール袋・ティッシュペーパー
散歩中に排泄させないように、散歩の前にさせておくのが望ましいですが、うんちをしたときは、ティッシュなどでつかんでビニール袋などに入れて持ち帰ります。
●リーダーウォークが基本
飼い主の横に寄り添って歩くことをリーダーウォークといいます。
犬が勝手にリードを引っ張って歩くようではいけません。
犬が自由に動き回れると、道に落ちているものを拾い食いしたり、他の犬や他人に飛び掛かったりすることがあります。
リーダーウォークをさせるには、犬が好き勝手なところに行こうとすると、リードがピントのびて首に圧力がかかるようにします。
その痛みから引っ張ることをやめるようになってきます。
飼い主がリーダーとわからせるためにも、リーダーウォークをするようにしましょう。
●拾い食いをさせないようにするには
子犬のうちは、小石や枯葉、草、タバコの吸殻などを口にしようとします。
子犬にとって興味をもつものは口に入れてみるからです。
成犬になってからでは、有毒植物や動物の糞、その他の毒性のものなど、危険なものを食べさせないようにするのが大事です。
・食べてはいけないことをわからせる
口に入れたと感じたら、無言ですぐに犬の口をあけて中のものを掻きだします。
無言でするのは、何か叫ぶものなら、犬はそれを飲み込んでしまうからです。
その掻き出したものを犬の顔の前に出して、「イケナイ」と言いながら投げます。
投げたもののそばを通り、また口に入れようとしたら「イケナイ」と言って𠮟ります。興味なく通り過ぎたらほめてあげます。
・散歩コースを選ぶ
散歩する道がゴミが落ちていたり、草むらが多かったりするコースを外します。
・訓練する
散歩コースの路上におやつを置いておき、そのおやつの手前でお座りをさせて「マテ」をいいいます。数分経ったら、「ヨシ」といって飼い主が持っていたおやつをあげます。
置いておいたおやつはそのままにして、そこから離れます。
犬は落ちているものは食べなければ、ごほうびがもらえると理解していきます。